ニット生地に加工して、めっき浴に浸漬
品質の均一性が低い
導電性が低い
大量めっき廃液による環境負荷が大きい
糸に水分を与えて導電性を付与することにより、ノズルと糸の間で電場を形成することができます。これによって、エレクトロスプレーをすべて糸に集束させることを可能にしました。
図のように糸上で金属イオン溶液と還元剤溶液を混合し、金属ナノ粒子の合成を繰り返すことにより、めっき膜を成長させることができます。糸上に塗布した薬剤のみでめっきが完成し、めっき廃液フリーを達成しました。
日本導電繊維㈱が企業連携の中核となって、サンプル提供と製品化を実現する。
航空機・自動車の電動化・自動制御の進展により、電磁波の干渉を防止する電磁波シールド加工の必要性が急増し、シールド材の軽量化が喫緊の課題となっています。
耐熱性・高強度のスーパー繊維に銀めっき加工をした導電糸は、優れた電磁波シールド特性を有し、従来品に比べて劇的な軽量化が達成できるため、航空機・自動車用電磁波シールド材として実用化が期待されています。